6月は、MJの追悼月。MJ= マイケル・ジャクソンの曲ばかり聴いている。MJがこの世界からいなくなり、もう何年になるのだろうか。私はこの訃報を知らされた朝の衝撃を今でも覚えている。那須に住む友人を訪ねて、初めて車で遠出をする準備、おやつと飲み物をバックに詰めて長めのドライブに備えてあれこれ用意しながら浮き足立っていた。そんな時、悲しい報せにあまりのショックで動きが止まったものの、車に乗り込んで南へ向かった。この後、私がどうやって自分の気持ちを落ち着かせたか覚えていない。落ち着きはしなかったかもしれない。そんなやり切れない気持ちになっていたのは私だけではなく、世界中のMJファンが衝撃を受けていたに違いない。
Human Nature, bad, You are not alone ・・・・・ マイケルジャクソンの好きな曲は幾つもあるけれど、その中でもとりわけ思い出しては聴きたくなる曲がThe Earth SongそしてHeal the World. 後者は、いつからか私の人生2曲目のテーマ曲になり、羅針盤になっている。
今年は改めて、You Tubeで世界各地でのライブコンサートの動画を観ている。そして、この歌詞の中に新たな発見があった。MJが何度も繰り返す Thank you for the children, Thank you for the world we live in. Thank you for the children.
「子どもたち、ありがとう。」
の意味を文字通り受け取り、気に留めず聴いていた。
しかし、コロナ禍に編集されたであろうこの動画で、彼はこう言っていた。
The magic, the wonders, the mystery and the innocence of a child heart are the seeds of creativity that will heal the world. I really believe that. What we need to learn from children is not a childish, being with them connects us to the deeper wisdom of life which is ever present and only asked to be live. ・・・・・・・Today I would like to thank all the children of the world, including the sick and the pride. I’m so sensitive to your pain
マジック、ワンダー、ミステリーそして子どもの心にある純粋さはクリエィティビティの種、それが世界を癒す。我々大人が子ども達から学ぶこと、それは彼らと共にいることは人生の深い知恵につながること、今ここにいて生きているということ。「子どもたち、ありがとう。」に込めたMJの想いに、共感する。
Heal the World がまた新たな意味を持って、私の心に迫ってきた。
私は子どもが大好き。どこにいても、どこに行っても、子ども達に目が向き、つい目を合わせてニッコリしたり話しかけてしまう。そうか、私が子どもに惹かれるのは、彼らの持つ不確かさの中にあるマジック、ワンダー、ミステリー・・・を感じるから。年齢が低いほど、子どもは動物に近く本能で生きているのではないかと思う。子ども達と一緒にいると”生”そのものに触れているように感じる。そうか、だから私は子どもたちが愛おしいんだ。
Magic, wonder, mystery・・・子どもの心にある生きていく喜びの種を、これらも一緒に育てていきたい。そして、Micheal Jacksonのように、子ども達の痛みに敏感でありたい。 Thank you for the children. Thank you for the children・・・