英語にまるわるちょっとしたお話しをお伝えしていきます。

目次

2016.1.15 待ち合わせは”駅の精算機”の前で。

 フランス人の友人との待ち合わせには、いつも一悶着がある。

「パリのアパートに来て」とNadineから最寄り駅と通りの名前を知らされ、スーツケースを転がしながら駅に着いて右往左往、いくつかある出口のどこを出ればいいのやら、どの道を行くといいのやら・・・やっと辿り着いたその通りのその住所。大きな門は、暗証番号がないと入れないらしい・・・結局駅から10分くらい、と言われた彼女のアパルトマンまで1時間以上かかって到着。ふぅーー

「アリーナで5時に。アリーナは誰でもわかるから。」と約束したTiphaineと会えたのは、6時半過ぎ。駅からすぐ、と言われたその”すぐ”の感覚がつかめず、駅に降りてぐるりと周りを見渡し、アリーナを見つけられなかった友人と私は、石畳をスーツケースを運んで歩く余力はなく、タクシーでアリーナへ。5分ほどで到着したも、Tiphaineが意味していた場所の反対側で待っていた。ふぅーー

などなど・・・
思い起こすと、フランスの友人たちは「お迎えに行くから!」ということはなく、「〜に来て」と、旅人に約束場所を指定する。すると方向音痴なうえに土地勘がない私はうろたえながら、迷いながら何とか辿り着き感動の再会!となる。「フランス人との待ち合わせは心して。」私が学習したこと。それでも、

Marineと東京で待ち合わせをすることになった。日本での高校留学を経て、日本の大学への留学の夢を叶えているMarineと知り合ったのは彼女が高校留学をしているとき。お互いの家族に、日本でもフランスでも会い今ではすっかり家族のような存在。そんな気心が知れたMarineとの待ち合わせ場所について・・・

一緒に舞台を観に行く約束をしていた私たちは、待ち合わせ場所を新宿駅に決めた。1週間前から、綿密なやりとりが続く。広く出口がいくつもある新宿駅。彼女は外国人だし、私も外国人並みに東京事情がよくわからない・・・

「さあ、新宿駅のどこで会う?南口ならわかるよ。」と私。
すると彼女は”Let's meet at South Exit  near the fare adjustement machine."と新宿駅の地図を添付して送ってくれた。the fare adjustmet machine?!って精算機のこと?!面白いなーー

さて、その日が訪れた。
私は早めに新宿駅南口に到着、”精算機”を探す。あった!この南口に精算機はココだけであることを確認して、待つ。待ち合わせ時間までまだ少しある。左手から右手から前方から電車を降りてきた人、電車に向かう人の流れを目で追う。あーーー人に酔う〜人ごみが苦手なもので・・・Marineは、その時携帯電話を持っていなくて、メールや電話でのやりとりができなかった。通り過ぎてしまわぬように、行き違いがないように、Marineを目で捉えようと必死。「大丈夫だよねー大丈夫!」心に言い聞かせながら、その緊張感と、ドキドキ・・・

そして、”あっ!Marine!!”
会えたときの感激といったら!Hug,-------- Kiss, kiss, kiss。繰り返し練習していたフランス語でのあいさつもすっかり飛んでしまった。Oh, la la! ・・・もとい。巻き戻しっ!改めてフラン語であいさつを。

私たちの待ち合わせは、映画のようにロマンチックでもドラマチックでもなかったけれど、打ち合わせからその瞬間までが心躍った。「どうして精算機の前での待ち合わせ?」と訊くと、「新宿駅南口は広いから、その方がいいかなと思って。精算機はどこの駅にでもあるでしょ。」とニンマリ。

メールやLINEのおかげで、「遅れるよ。」も「今どこ?」もすぐに伝えられ、人々と瞬時でつながることができるようになった。その分、相手を待つドキドキや、ちょっとのイライラや、早く会いたくて走って待ち合わせ場所に向かっていくドギマギも少なくなった気がする。だからこそ、事務的になるかもしれない待ち合わせを、ちょっぴりドラマチックに演出してみようか・・・。待ち合わせまでの時間をも相手を思う時間なのだから。そんなことを遊べる洒落のわかる友人が私は大好きだ。


ページトップに戻る

 

体験レッスンのお申込みはこちら

体験レッスンのお申込みはこちら