英語にまるわるちょっとしたお話しをお伝えしていきます。

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2013.7.1 愛しのムーミン

”ムーミン”について・・・実はよく知らない。知らなかった。あのぷっくりしたお腹と愛くるしい表情のムーミン、子どもの頃から目にしていたけれど・・・ムーミンって”かば”だよ・・・ね?

昨年秋、フランスへの旅の帰り道、フィンランドに立ち寄った。ヘルシンキで飛行機乗り換えを待つわずか1日弱の滞在、雨混じりのヘルシンキの町を歩いて歩いて。お土産屋さんに立ち寄ると、そこにはムーミンコーナーがあり絵本や便せん・カードなどのステーショナリーやキーホルダーなど沢山のムーミングッズが並べられてあった。空港には、ムーミンショップがあり、客のほとんどが日本人。北欧と聞いて”ムーミン”を思い浮かべる人も多いはず。作者のトーヴェ・ヤンソン(1914-2001)はフィンランドの国民的作家なのだろう、とその時思った。

たとえ1日でも、フィンランドの地に足をつけるのだから、と旅の本を開く。そこには、ムーミンとトーヴェ・ヤンソンについて少し書かれてあった。

少女時代のトーヴェは、観察力が鋭く、空想が大好きだった。よく弟とケンカをし、その度に「バカカバチンドンヤのトロールやァい!」と可笑しな顔を描いてみせたという。日本でいう”アッカンベー!!!”のような感じだろうか。ケンカの度にカバの顔に似てきた弟の顔が、のちのムーミンのモデルになったということ。そうして、ムーミンの仲間達は、幼い頃トーヴェの周りにいた色々が人達そっくり。ムーミンパパはトーヴェのパパ、ムーミンママはトーヴェのママっていうこと。

なるほど〜〜もっとお近づきになりたい、ムーミン谷の住人達と・・・

そこで、今年の『週末絵本かふぇ』(レッツトーク主催、今年11回目を迎えた洋書絵本の会)は『ムーミン特集』を設けた。ムーミンの絵本や、ノート、ファイル等のグッズは来場者に大人気で、大人も子どもも絵本やグッズを手にとっては、ニコニコ顔。送られてきたムーミンの本は絵本だけではなく、ペーパーバックの物語や、優しい哲学書のような本もあった。

この『ムーミン特集』についてを私のブログ”セーラの風便り”に書くと、友人からこんなコメントが。「ムーミンは私の子どもの頃の児童文学として愛読書でした。」えーーー?ムーミンが児童文学書?!私も興味が湧き、物語としてのムーミンを読みたくなりムーミン全集を買い集めることにした。8冊あるうち、今回は次の2冊を購入。
Comet in Moominland(ムーミン谷の惑星)とFinn Family Moomintroll(たのしいムーミン一家)。読み始めた。


さて、トーベヤンソンについて調べてみたことを少々。
1914年、スウェーデン系フィンランド人の彫刻家の父とスウェーデン人の挿入画家の母との間に生まれた。初めてムーミンの本が出版されたのが1945年、トーヴェ・ヤンソン31歳の時。その後、ロンドンの新聞”Evening News"にコミックの連載が始まり、20年も続くという人気ぶりを見せた。それがきっかけとなり、世界40カ国以上の新聞に連載された。やがてドイツでテレビ放映され、日本では1969年からアニメ化されたムーミンが放映された。今やムーミンの物語は、30カ国語以上の言語に翻訳され世界中の人々に読まれている。2001年、トーヴェヤンソンは他界したが、ムーミン一家は未だ健在だ。    

私が今読んでいるCommet in Moominland のあときに、トーヴェは”リトルミー”についてこう書いている。
She's been very useful to me・・・She corrects the balance when things begin to get too emotional by chipping in with her sharp, cynical remark. I think these Moomintrolls are so terribly emotional."   (Comet in Moominland p175) 感情的になりそうなとき、皮肉やのミーが、物事を冷静に見たりバランスを保ってくれる。          

う〜ん、いるかもしれないミーみたいな人。意外と身近なところにいるかもしれない、ムーミンに登場するキャラクターたち。冒険に浪漫を感じるパパや、ピクニックやお花が好きな世話好きのママ、自由と孤独を愛する旅人スナフキンや・・・いいな、いいな。友達になりたい。ムーミンシリーズを読み進めながら見渡してみよう、周りの人達を・・・愛おしさが増すかもしれない。


ところで、ムーミンの正体は?・・・”かば”ではない。ムーミンはTroll だ。Moomintrollというから。Trollは、北欧の神話に登場する妖精のような、妖怪のような、小人のような・・・生き物。北欧では、子どもが悪いことをすると「トロールが出るよ!」と言われるらしい。そう、フィンランドの森の奥に住んでいる、きっと。


                                      【参考文献】
                                           ・Commet in Moominland  Tove Jansson  Square Fish
  ・地球の歩き方 北欧 '94〜95版 ダイアモンド社

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