英語にまるわるちょっとしたお話しをお伝えしていきます。

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2012.9.15 biseの習慣

フランスから日本に留学しているマノンちゃん18歳。来日1ヶ月が過ぎた頃、ぽつりと言った。"I miss la bise."家族や友達とのキスがなくて寂しいと。「あーわかるかも〜。」と2年前フランスを訪れたときのキスのあいさつを思い出した。

両頬にチュッチュ、友達との再会、初めましてのごあいさつ、家族の朝のあいさつ、駅で空港で家で・・・人々はどこでもキスをしていた。kiss! kiss! kiss! フランス語でキスはbise。そういえば、フランスの友達からのメールの終わりにはbise って書いてあったっけ。流石アモーレ(愛)の国フランス!とニンマリする。

さて、再びフランスにやってきた。2年ぶり2度目。郷に入っては郷に従え、私も毎日毎日bise! bise! bise! ここは、パリGare de Lyon駅。TJV、メトロ、ヨーロッパ各地への国際列車などが発着するハブ駅だ。今日はここで6時間の待ち時間。列車の時間を待ちながら、ぼんやり行き交う人々を眺める。ここでもbise! bise! bise! とりわけカップルのキスは特別だ。駅構内のカフェ、隣に座ったカップルのお別れのシーンを横目で観察・・・(シツレイ!)男性は、列車に乗ってどこかに行くのだろう。経ち際に座っている妻にチュッチュッチュッ。何回も、何回も。公衆の面前で・・・?!と思う私は日本人。こういう光景は珍しくなく、あちこちで見かけた。

恋人同士はもとより、友達や家族とのbiseは爽やかな愛情表現、スキンシップを感じる。こちら、最初の3日間お世話になったMange家の人々との一コマ。空港に迎えに来てくれたLucさん、Bonjour!の爽やかなあいさつの後、爽やかにbiseで迎えてくれた。2年ぶりのbiseのあいさつに、ビビる私・・・ぎこちない。。。家に到着、奥様のBeatriceと久しぶり!のbise。”おはよう”のbise、”さよなら”のbise、”ありがとう”の"bise"・・・ 彼らは1日に何回biseをするのだろう・・・何回も!

フランスに到着した日の夜、Luc&Beatriceのお友達の家でディナーパーティ。私も招かれた。4組8人の夫婦1人1人に紹介され、その度 Bon soir! 〜bise. 帰り際には、Merci! Avore〜bise。2bise ×8人×2回!このお友達夫婦とは、翌日もその翌日もお会いしたのだが、その度にbise.会った時、お別れの時。ふぅ〜〜

ちなみに、フランスでbiseは女性同士、または女性と男性の間の習慣で男性同士は握手をしていた。まれに男性同士もbiseをしていたけれど。子どもは性別に関係なくbiseをすると聞いた。両頬にするか、片方だけかは、地方、地域によって習慣がそれぞれあるらしい。

フランスでは、人と人の距離が近いような気がする。家族、友達はよく語らい、よく飲み、よく食べ、よく笑っていた。そんなことの延長上にあるのが、biseの習慣かもしれない。フランスから戻り、biseがないことに少し寂しさを感じた。なるほど、マノンが言っていた”I miss la bise."がわかる。私たちは、いつしか会った時、別れ際biseでフランス流あいさつをするようになった。biseは、その瞬間にふんわりと幸福感に包まれる。愛情表現が豊かな国、フランスが私は好きだ。






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