英語にまるわるちょっとしたお話しをお伝えしていきます。

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2011.10.15 白シャツ

白シャツを買った。

秋の終わり、セーターや厚手のジャケットが店頭に並び始める頃、「白シャツもそろそろこれが最後ね。」とショップオーナー。私が”お姉ちゃま”と呼んでいるNさんは、いつもおしゃれの楽しさや、生きることを教えてくれる。”ベルトマジック!”とか、”パンツの裾を切っちゃうの!”とか、”布ベルトを首に巻いちゃえーー”とか服の遊び方を教えてくれる私が大好きなアパレルの人。服やおしゃれに纏わるお話を聞くのも、楽しみで。

白シャツには、こんなエピソードを添えてくれた。「白シャツといえば、晩年のオードリーヘップバーンは、いつも白シャツにジーンズで慈善活動していたね。ブランドものでも何でもないただの白シャツに髪を束ねてね。」と。

目に浮かんだ。オードリーヘップバーンが、痩せ細った子ども達を抱いている姿。そういえば、この春”ユニセフハウス(東京・高輪)”を訪れた際、そこにもオードリーヘップバーンと子ども達が映っている写真があり、歴代親善大使の写真のなかでもオードリーHの1枚は印象的だった。慈愛に満ちたオードリーヘップバーンの表情と訴えかけてくる子ども達の瞳が。

「オードリーヘップバーンが親善大使になってから、ユニセフの知名度も随分高くなったんですよ。」案内してくれたユニセフ職員のお一人が話されていた。

彼女は、晩年4年間を国際連合児童基金(ユニセフ)親善大使として、内戦や貧困、食料危機などにより危機的な状況下に置かれている子ども達に会いに行った。ソマリヤやスーダン、アジアの国々など。オードリー・ヘップパーンは、その活動を続けながらこんな言葉を残した。

Children - is there anything more important than a child.
子どもより大切な存在ってあるかしら。

【ユニセフ(国際連合児童基金)HPより】


1989年引退するまで数多くの映画に出演している往年の名女優オードリペップバーン。私も憧れ、彼女出演の作品が好きで、Breakfast at Tiffany's(ティファニーで朝食を)、 My Fair Lady(マイ・フェア・レディ)、Funny Face(パリの恋人)、Sabrina(麗しのサブリナ)などほとんどの作品を観ている。中でも、『ローマの休日』は何度観てもまた観たくなる、時々観る作品だ。知的で気品に満ちた、そして愛くるしいアン王女に会いたくなる。

白シャツを買ってから、思い出してまた観た。
オードリー演じるアン王女が、王室での暮らしに嫌気がさして、王宮をある夜こっそり飛び出す・・・こっそりこっそり・・・しぃ〜〜 脱出成功!・・・その時彼女が着ていたのは、白シャツとフレアスカートだった。その後、新聞記者のジョー(グレゴリーペック)と出会い、ローマの町をバイクの後ろに乗って風きって走っているときも、オードリーは白シャツを着ていた。

そして晩年、女優としてではなく1人の人間として立ち返り、子ども達に会いに海外を飛び回っていた時も白いシャツを着て。その時の、オードリーヘップバーンの心境は、どんなだったろう。数えきれないほどの華やかなドレスを身に纏ってきた女優が行き着いた究極のシンプルな装い。それが似合う人。シンプルなほどごまかしがきかない。内面が問われるのではないだろうか。内側が満ちて輝いてこそ。  


色んな白いシャツがほしくなった。自分の内面を映してくれる白シャツを。Nさんにお願いに行こう。   










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