英語にまるわるちょっとしたお話しをお伝えしていきます。

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2010.4.15 本物に触れる

元巨人軍プロ野球選手 桑田真澄氏の講演会を聴いた。スポーツマンらしくエネルギッシュで爽やかな笑顔。会場にいるほとんどの人が桑田氏の父親世代以上。人生の先輩たちを前に、ユーモアたっぷり常に笑いがこぼれた2時間だった。真摯に努力し続けている人の謙虚さと清清しさを感じた。

「野球は、素晴らしい。と同時に残酷である。プロ野球選手は、結果を出し続けなければならない。」と自らの野球感、人生感を語った。物事には光と影があり、表と裏がある、
野球は超競争社会、と。”自分の人生は挫折の連続”と自らの人生を振り返り、同時に努力することの楽しさを知った、という話しに共感した。そう、何かに向かって努力するのは楽しいこと、同感!

彼は、2006年21年間在籍した巨人軍を退団、メジャーリーグに挑戦するため翌年渡米。30代後半でメジャーに乗り込む??・・・よく聞く話ではないが、彼は著書『試練が人を磨く』のなかで、メジャーリーグの夢をこう語っている。

      向うでまた自分を磨くことに意味があるんじゃないかと、
                思っている。アメリカで言葉をもう一度やり直す。アメリ
      カ人の、人間と人間の付き合い方の勉強もする。夢が
      現実になるかどうか。そうならなくても僕はかまわない。
      とにかくメジャーで投げたいという、気持ちがある。

気負いがない。それから、間もなくチャンスが訪れメジャーの夢を実現した。
”本物に触れたい!”という一心で。

成績が~結果が~ということではなく、自分が望んでいくものに向かっていく行動力。
人が何と言おうと、自分の信念に正直に決断する潔さ。結果は大切だけど、結果が全てではないことを思い知らされる。

講演の最後、彼は言った。”本物に触れていきたい”と。

そして、”本物”を見せてくれた。PL学園時代のユニフォーム、巨人時代のユニフォーム、メジャーリーグ時代のユニフォーム。どれも、本人自身が着てプレイしていた”本物”だ。 ご察しの通り、会場は湧いた。少しすると、希望者を募って壇上に招き、これらのユニフォームを着させた。手を上げて壇上に上がったのは、野球ファンの方々だろう。嬉々としていた。

残念ながら、「これからメジャーリーグを目指すぞ!!」という年代の方々ではないが、もしこれが野球少年だったら・・・?と想像したら、私は心躍った。本物の手触り、本物の匂い、本物の風格、本物の迫力。英語ではreal とも authentic  ともいう。

その場にいなければ、行かなければ出会えない本物。”オーストラリアに行ってコアラを触りたい”、”イタリアの高級な車を間近で見たい。”、”アフリカの象を見たい”・・・これらは、子どもたちが描いた夢のいくつか。 子どもたちは、大人になるまでにどれだけ”本物”に触れる機会があるだろう。これが、自分にとっての”本物”と思えるものに出会えるだろうか。 英語は、それらの夢を広げてくれる道具になっていくだろう。




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