英語にまるわるちょっとしたお話しをお伝えしていきます。

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2008.7.26 嗚呼イギリス英語

ロンドンの街を歩いていたほんの2日間、“言葉”に違和感を感じた。
アメリカ英語を話していた自分が“マイノリティー”と感じたのだ。どんなに丁寧に話しているつもりでも、相手の真似をしようとしても、何かが違うのだ。アクセント、言葉の選び方、表現・・・何だか格調高く響くイギリス人の英語。それに対して、アメリカ英語を話していた自分は、とーーーってもラフでカジュアル。んんん・・・?

 英語が世界共通語となり、英語を母国語としている人々より、第2外国語として話す人々の数の方が多くなってきていることは事実であるが、日本の英語教育は、まだまだ米語が主流である。中高生の教科書然り。大学入学試験のリスニング然り。私自身は、アメリカ英語で育ってきたが、未知のものに憧れる・・・イギリス英語に少し思いを寄せてみよう。

 先日参加した小学校英語教育のセミナーで、私が受けた3講座のうち2講座の講師の先生はイギリス人。憧れのイギリス英語にうっとりした次第であった。何がどう違うか・・・
私の友人はその違いを、ソース(米語)としょうゆ(イギリス英語)の違いと表現した。なるほど。1つ1つの単語が繋がってリエイゾンがおこり、巻き舌の発音が特徴的なのが米語、単語が比較的1つ1つはっきり聞こえクリアな響きのイギリス英語。私の感覚では、米語は横のリズム、イギリス英語は、縦の波長。 

 もちろん、両国の国の成り立ちの違いが、そこに住む人々の暮らし、教育、文化の違いにも現れているだろう。ファッション、音楽、文学、芸術、スポーツ、食べ物・・・全ての面において。伝統の国イギリス。開拓の国アメリカ。紳士の国イギリス。英雄の国アメリカ。

 だいぶ前のことになるが、紳士の国イギリス、ロンドンのヒースロー空港でこんなことに気づいた。空港を行きかう男性の紳士ぶり。アメリカの空港でのTシャツ&デニムの“guys”を見慣れていた私は、空港内を背筋をしゃんと伸ばして歩いている”gentleman”に目を奪われた。多くの人が、仕立てのいいスーツに身を包み、落ち着いた静かに漂う気配・・・少なくても当時の私の目には、そう映った。しばし、“観察”&“鑑賞”の時間。おかげで空港での待ち時間が、少しの苦痛もなく、むしろ楽しい時間となったのだった。

 また、イギリスとアメリカの“家”の違いは、映画“The Holiday”で、垣間見ることができる。家の造りの違いや住まい方、価値観、恋愛感にも触れることができるだろう。キャメロン・ディアス、ジュード・ロウ出演2006年のこの作品、女性のもろさと強さも見せてくれるラブコメディ、恋と仕事の狭間に迷う妙齢の女性と、女心に迷う男性におススメ。

 さて、話しをイギリスに戻して・・・。サッカーの発祥地、シェークスピア、ビートルズ、ピーターラビットを生んだ国、パブ文化、アフタヌーンティのある暮らし・・・。言語を学ぶことは、その国の文化を知ること、価値観に触れること。ここ数年、イギリス英語に傾倒してきている私は、趣味嗜好の変化か、単に年をとってきただけか・・・。いずれにせよ、私の言語に対する憧憬の念と好奇心は尽きない。

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