Let’s Talk!を長く続けているおかげで、大人になった生徒と会うことがよくあり、
それぞれの分野で活躍している彼らに教わることが多くあります。”今”の話しが
できることが嬉しい、そして一時共通の何かを目指して共に試行錯誤してきた生徒達とは、
暗黙の了解の共通認識があります。その1つが、英語劇創り。1994年〜2014年まで全7作品の
英語劇に挑戦しました。先日、20年ぶりに会った卒業生と彼が小学5年生だった時の英語劇の
話をしていて、久しぶりにそのDVDを観ていました。表現すること、英語を覚えて使うこと、
だけではなく、1つの舞台を仕上げるまでには数え切れないほどの細かい作業、クリエーション、
人との関わりがあり、子供たちはそれらを知らずのうちに経験してきました。舞台創りは、
究極のコミュニケーションを学ぶ場、と私は思ってきました。
懐かしい時間を思い出しながら、日頃のレッスンにも演ずることの要素を取り入れることがあります。
昨日の小学低学年クラスでは、絵本のストーリーを役を決めて即興劇風にやってみました。
今読んでいるのが、”Who Stole the Cookes?”
アメリカでずーっと前から親しまれている”Who stole the cookies from the cookie jar”?を
もとに動物たち4匹が登場する物語に仕上がっています。
レッスンでは、a rooster, a cat, an elephant, a duck
Who wants to be a rooster? a cat? an elephant? a duck?
まずは役を決めて、その次に絵本を見ながら動物の足跡を描いてみました。
どの絵がどの動物の足あとを描いているかわかりますか?
子どもたちが描く絵は、自由でほんとうに面白い。大好きです。
そして、絵本を開きながらページごとに場面を想定して動いてみました。
私はちょっと大袈裟に演じて見せると、誘われたのか、
子どもたち同士で、こうしようああしよう、と話しながら動物になってみて
いるのが、とても楽しそうでした。
確かに、1つの物語を演じることを通して、自然に子どもたち同士でコミュニケーションを
とり表現していました。加えて、動物の足跡(の絵)を観察する、それを自分なりに描く表現力や
「〜をやりたい!」と自分の意思を表す練習にもなりますね。
来週は、このミニ英語劇風を少し進化させたいと思います。子どもたちから、どんなアイディアが
出るかしら・・・??