我が家の庭にハナミズキの木を植えた。
珍しく母と私の意見が一致し、「ここに何を植えよう?」「ハナミズキ!」と二人で苗木を買いに出かけた。あれこれ眺めた後、「これ!」と決めた薄紅色のハナミズキは、私が立って手を伸ばしたくらいの高さ。今年の花の季節は終わり、来年の花が咲く頃が楽しみである。
市内に私が”ハナミズキ通り”と勝手に名付けている通りがある。ハナミズキは、桜の季節が終わり若葉が出る5月に花を咲かせる。桜が散るころからハナミズキの開花が気になり始め、一斉に花開くと人がいない時間を見つけて、この通りを自転車で走らせる。♪薄紅色のかわいいキミのね〜♪と歌いながら。
空に向かって花びらを広げるハナミズキが咲くと、その通りは一気に華やぐ。
そうそう、アメリカ・テキサスで見たハナミズキは大輪だったなあ。
英語でハナミズキを”dogwood”ということを、その時一緒にいたBarbaraに教わり、テキサスのあちこちでハナミズキを見つけては大はしゃぎしていた。
折しも今年2015年は、日本からワシントンDCに桜を贈った返礼として、アメリカが日本にハナミズキを寄贈して100年の年にあたる。その記念切手が販売されているのを見つけた。
一青窈が歌う『ハナミズキ』は、アメリカ同時多発テロ後に生まれた歌、と聞いた。自分でいつも歌いながら救われる歌詞、
♪どうぞゆきなさい。
お先にゆきなさい。
知らなくてもいいよ。
願いと祈りを込めて・・・
♪キミと好きな人が百年続きますように〜♪
アメリカから日本に花水木が贈られて100年の年に、我が家の庭に花水木がやってきた。
英語さんぽ道