『朝まで勉強していた日、考えた。「いったい夜と朝の境目はどこにあるんだろう?」自分のカラダは、夜通し起きていたから、夜と朝の間がぼんやりしている。夜と朝の境目・・・それはきっと朝、シャワーを浴びてスッキリ目覚めたとき、一杯のモーニングコーヒーを飲んだとき・・・かな?』
メアリーウッド大学で勉強していたときのスケッチメモに、こんなことが書いてあった。朝のシャワーは目覚めのしるしでもあり、1日の始まりに浴びるのが毎日の日課だった。シャワーを浴びてスッキリ!オークランドに住んでいた時も同様。カリフォルニアの日差しは、強い。外にいると、カラダが太陽の光を吸収して、暑くなってくる。で、シャワー。 汗をかいたらシャワーを浴びる。 1日に2,3回シャワーを浴びる日もあった。アメリカではバスルームが2つ以上ある家は、めずらしくないこと。友人の家のバスルームには、何冊も雑誌が置かれてあり、バブルバス用の液体ソープもあった。 あぁ~これで、マリリンモンロー気分~?なんて憧れたもの。
不思議と、皮膚感覚は長いこと暮らしている土地の風土に慣れ、日本で当たり前に習慣にしていたものが、必要なくなることがある。カリフォルニア、ペンシルバニアに住んでいた頃”お風呂”がその1つだった。夜、ゆっくり湯船につかる・・・ということはなかったし、それで平気だった。朝、シャワーを浴びて1日が始まることが身についた。
ところが、日本に帰ってくると日本の生活になるわけで、当たり前にお風呂に入るようになる。1日の終わりに、ゆっくりお風呂に入って疲れをとる。 鼻歌歌ったり、本読んだり・・・。からだがぽかぽか温まって、眠りそうになることもしばしば。特に寒い冬などは、お風呂なしでは眠れないほど。温泉に入ると”日本人でよかったぁ~。”としみじみする。
シャワーor お風呂・・・・どっちか1つなんて、決められない・・・・。どっちも!!と欲張りな私は言いたい。夏は朝のシャワー、走った夕方の後シャワー浴びて汗を洗い流すことも当たり前の習慣。そして、お風呂大好き。シャワージェルとか、バスキャンドルとかバス周りもの見るとほしくなる。シャワーもお風呂も、その時々の気分と用途で楽しんでいる・・・という何ともささやかな日常の贅沢な習慣が身についてしまったよう・・・ 肌が覚えている感覚は確かなようですね。
英語さんぽ道