英会話 Let's Talk!

セーラジャーナル

英語さんぽ道

ここはどこ?私達が外国人?!

不思議な不思議な感覚・・・awkward? wired? unfitted?

対馬空港からほど近い美津島町にある、その名も”リゾートホテル”。レンタカーを借りて島内の行きたいところに行き、食べたいものを食べて1日目のミッション終了、私たち3人は宿泊予約をしているホテルに向かった。ナビに電話番号とホテル名を入力するも道を示してくれない。ホテルに直接電話し、現在地からの行き方を尋ねてもあやふやな返答。「そばに着いたら連絡ください。」とのこと。どのように”そば”に行くかわからないから聞いているんだけど・・・と3人で首を傾げた。

 

では・・・と車を走らせ、私たちは地元の方にホテルまでの道を尋ねることにした。まずは、オープンしたばかりの無印良品の店員さんに聞くも、首を傾げ少し考えたのち「わかりません。」と。その後、下の階にあるスーパーの店員さんもわからず、他の店員さんに聞いて「多分あそこかな。」というところへのあらましの道順を教えてもらった。長崎に住む知人が車を走らせ、私は助手席からホテル名のある看板を左右キョロキョロ見回しながら探した。曲りくねった道を韓国の方々の住まいを想像させる家々や石畳を眺めがなら、ちょっぴり不安に感じながら一本道を進む。山道に入り、引き続き看板に目を凝らす。すると、運転していた友人が「あ、あった!」と。英語と韓国語で書かれたホテル名の看板を見つけ、車をUターンさせた。「えっ、こんなに小さな看板?!」道なりにドライブしていくと、あった!周りに何もないところに建っていたポツンと一軒ホテル。駐車場には、観光バスが停まっていた。

 

車を停め、ロビーに入ると「〜様ですね。」と予約してくれた友人の名前を。聞くと、この日の宿泊客は日本人は私たちだけ、フロントの方も、宿泊客も韓国の方・・・夕食時、私達3人はできるだけ友好的に努めようと、すれ違う宿泊客に笑顔でごあいさつ。「アンニョンハセヨー」

 

ここはどこ??私達が外国人??

 

対馬は九州と韓国の間の対馬海峡に浮かぶ島、日本より韓国に近い国境の島。建物や風景にどこか韓国の空気を感じたのは、地理的なこともあり、歴史的に韓国とのつながりが強かったことを、空港で手にしたガイドブックを読んで知った。

 

道理で・・・夜明け前、目が覚めた私は部屋の外に出た。紺青色の空に浮かんだまあるい月を眺めながら、一筋縄ではいかない日本と韓国の歴史、今に思いを馳せた。

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